2020年6月9日 北海道新聞掲載
緊急事能宣言が全国的に解除され、子供たちの通学が始まった。
新型コロナ対策で席の間隔を空けるなど、先生方も苦労しているようだ。子供たちの勉学を巡っては、9月入学などさまざまな意見が出ているが、とりあえず来年からの導入は困難なようだ。
むしろ今大事なのは新型コロナとどのように向き合っていくかだろう。だとしたら、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守るためにも、国際水準に近づくためにも少人数学級を導入すべきだと思う。とりあえず30入学級をすぐにでも実現すれば、1メートルの間隔を確保できるのではないか。
廃校や空き教室も活用できる。先生の増員など予算も伴うが、コロナ対策で「空前絶後」「世界最大」の補正予算を組んだ安倍晋三首相なら簡単だろう。予備費10兆円のー部を使えば十分可能だ。
夏休みは学校別でも地域別でも構わないが、お盆を挟んで前期と後期にずらしてほしい。そうすれば、家族旅行がしやすくなるし旅行業界も助かるだろう。