観光振興 ニセコの視点を

20年7月20日更新
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2020年7月20日 北海道新聞掲載

北海道観光振興機構の通常総会、理事会が6月22日、開催され、会長が交代するなど新体制が発足した。しかし、新理事に倶知安観光協会が推薦していたオーストラリア人経営者ロス・フィンドレーさんは選出されなかった。

理事には道内各地から満遍なく選出されているが、ウインタースポーツを代表する地域の理事は見当たらない。

北海道観光にインバウンドの招致は不可欠である。とりわけ、経済が急成長するアジアには、ウインタースポーツや雪そのものにも強い憧れがある。

背景人口も膨大だ。加えて「東洋のサンモリッツ」と称されるニセコ地域のパウダースノーは最強のコンテンツだ。そんな状況で、世界的高級リゾートとして発展している同地域の代表が入らなくていいのだろうか。

世界に開かれた北海道観光を実現するためにも多様な視点が必要だろう。追加でもいいから、ぜひともロス・フィンドレーさんを理事に選出してほしい。